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第2会計年度は、第1会計年度末の貸借対照表の上に、第2会計年度の仕訳が積みあがって残高試算表ができます。
第1会計年度と同様、収益2から費用2を引いて求められた利益を利益剰余金R2として取り込んで第2会計年度末の貸借対照表ができます。 概念上分かりやすいように、貸借対照表(仮)を示しましたが、実際には、AもBもいろいろな勘定科目の集合体ですので、貸借対照表(仮)のようにAlとA2やBlとB2が分かれることはなく、最初から各勘定科目ごとにAlとA2、BlとB2およびRlとR2がそれぞれ合計された貸借対照表(正)のかたちになります。
これで、Rlの上にR2が溜まっていくようすが分かると思います。 第3会計年度も、第2会計年度末の貸借対照表スタートで、同じことを繰り返せばいいだけです。
もっと端的に次のように考えることもできます。 残高試算表においてはAlもBlも左右の仕訳金額をネットした純額で示されています。
つまり、資産であれば、左側の資産増一右側の資産減=資産残高、負債であれば、右側の負債増一左側の負債減=負債残高、といった具合です。 しかし、損益科目については、収益とマイナスの収益である費用が両建てのまま示されています。
そこで、収益、費用についても最初からこれを貸借対照表の勘定科目である利益剰余金のそれぞれ増と減とみなし、その差額つまり利益を利益剰余金の残高として示せば、残高一覧表である貸借対照表ができあがるというわけです。 その左右が一致した貸借対照表からスタートして、次の1年間の仕訳を積みあげると、上と同じように考えることによって、たとえば現預金であれば1年分の増分が積みあがって第2会計年度末の残高になるように、利益剰余金も1年分の増分、つまり第2会計年度の利益が積みあがって第2会計年度末の残高になるということになります。
これで年々の利益が、利益剰余金として貸借対照表に溜まっていくことが納得できると思います。 さて、利益と利益剰余金の関係、言い換えれば損益計算書と貸借対照表のつながり方、これさえ分かっていただければいいので、以下の説明では残高試算表をいちいち作ることはせず、仕訳から直接財務四表を作ることとします。

膨大な取引のある現実の会社ではこんな簡便法では手に負えませんが、以下に示すような限られた取引しかないケースでは、ワーキングペーパーに過ぎない残高試算表をわざわざ作る必要はなく、財務四表の本質的な関連を理解するうえではかえって煩雑になるだけだからです。 これだけの準備をした上でいよいよ財務四表を作っていきます。

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